健康の豆知識

夏場に要注意!身近な悪魔「黄色ブドウ球菌」の恐怖

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人間の体は、たくさんの細菌と共生しています。
乳酸菌やビフィズス菌も腸内に日常的に存在する「常在菌」。
悪いイメージは全くありませんね。

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では「黄色ブドウ球菌」は?
あまりなじみがないかもしれません。
こちらも日本人の15%~30%が保持している細菌なんです。
鼻やのど、大腸に住みついて、普段は悪さをしません。
しかし夏場になると、この菌による被害が多発
今もあなたの鼻の中で、牙をむくチャンスをうかがっていますよ!

あっという間に拡がる!とびひの原因に)

黄色ブドウ球菌が悪さをするのは、小さな傷から皮膚の中に入り込んだ時。
一気に増殖して、毒素をまき散らすのです。
この毒素によって皮膚に水疱ができ、それが破れて中にたまった膿が拡散。
すごいスピードでかゆみとただれが拡大していきます。
これがとびひです。
隣家の火事が「飛び火」するのと似ているために、この病名がつきました。

なぜ夏場に患者が急増するの?

夏場に患者が急増するのは、虫刺され、あせもなど皮膚が傷つく機会が増えるから。
大人はともかく、赤ちゃんや幼児に、かゆいところを「掻くな」といっても難しい。
「夏だもの、蚊に刺されるのは当たり前」「おむつかぶれ、こう暑くては仕方ない」
油断している隙に菌が忍び込み、気づいた時にはとびひに悪化。
こうなっては、家にある薬では治りません。

皮膚科や内科・小児科で、抗生物質の薬とかゆみ止めをもらいましょう。
重度の場合は登園登校不可ですので、医師の診断を仰ぎます。

とびひ予防の方法はこちら。

皮膚を清潔に保ち、なるべく傷を作らないこと。
夏場は、ぬるめのお風呂やシャワーで汗をよく洗いながしてください。
傷ついた皮膚は、できるだけ触らない、掻かない。
爪も短く切って、皮膚をさらに傷つけてしまうのを避けます。
鼻をほじる癖のあるお子さんは要注意!
鼻から傷へ、ダイレクトに黄色ブドウ球菌を「お届け」してしまいます。

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黄色ブドウ球菌の性質

毒素に脅威の熱耐性、食中毒の原因に

食中毒というと、O-157やノロウイルスは誰もが知るところ。
でも、戦後最大の食中毒事件を引き起こした犯人は、この黄色ブドウ球菌です。
平成12年、雪印が製造した牛乳で、被害者なんと約15000人。

原因は工場の停電。すぐ冷やされるべき原料が、生温かいまま放置されてしまいました。
会社は、あとの加熱殺菌の工程で黄色ブドウ球菌を滅すれば問題ないと思っていたらしいのですが
ところがそこに落とし穴
黄色ブドウ球菌そのものは消滅しても、すでに発生済みの毒素には脅威の熱耐性が。
100度30分の加熱でも存在し続けるのです。

食品業界の衛生管理の徹底もむなしく、黄色ブドウ球菌の被害は近年にも。
熊本地震の際に避難所で提供されたおにぎりから、食中毒が発生。
ホテルやレストランでも、これが原因の下痢・嘔吐の症例が続々。
誰の身体の中にも存在しうる菌ですから、工場や食堂のみならず、家庭の台所でも容易に起こります。

ちょっと鼻をこすっただけで、菌が鼻から手に、手から食品に。
手指が荒れていると、その細かな傷のなかにも菌が。
できた料理を常温で放置していると、付着した菌が増殖し、有害な毒素を生み出すのです。

黄色ブドウ球菌被害の予防法

食品を扱う前に石鹸での手洗いを徹底。
料理の途中で鼻や顔を触ってはいけません。
お弁当をつめる時、おにぎりを握る時などは、箸やラップを活用し素手で触らないこと。
食材や作り終えた料理を長時間放置しないことも大事です。

黄色ブドウ球菌の恐ろしさ、ご理解いただけましたか?
とびひや食中毒を起こす原因菌が、自分の体の中にいるなんて驚きですね。
夏本番を前にしっかり知識を身につけて、発症を予防しましょう。
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