お正月 季節の行事豆知識

亡くなった人のお正月「己午」 愛媛県だけの行事です(投稿記事)

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愛媛県にはその年に亡くなった方のお正月を迎える「己午(みんま)」という、一風変わった民間伝承行事があります。

一説によりますと、秀吉の朝鮮出兵の頃、半島から引き上げる際に松山あたりの海岸で餅を焼いて食べ、間もなく正月を迎えるのに無念の死を遂げた仲間の兵士を弔ったのが起源と言われています。

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12月最初の己と午にあたる日に行う行事で、各地で若干の違いはありますが
「餅を供えて食べる」ことは共通しています。私の住む愛媛県南部(南予)の様子をご紹介します。
ここはみかん産地ですので農繁期の12月は避けて、10月の後半か11月の己午の日に行っています。

まず己の日に親戚や近所に餅の詰め合わせを配ります
(最近は代用で千円相当の商品券を配ることが多くなりました)。
お寺には1升の重餅とお布施を収め、家の仏壇にも1升重餅を飾ります。
餅をもらった家の人は、翌日の午の早朝にお墓にお参りにいきます。
当家はそのお墓にも餅を飾りますが、仏壇には1升べた餅を飾り、この餅を持っていく家もあれば、お墓専用に別に餅を用意する家もあります。
元々が浜辺で行ったことがお墓に場所を移しての行事に変化していますので、正しい方法というものが存在しないのも事実です。
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お墓には、普段お正月を迎えるのとは真逆のことを行います。
常緑樹の松の枝の代わりに落葉樹の柿の枝を2本立て、それに逆回転で編んだしめ縄を地元の神社とは逆の方向で飾り付けます。
しめ縄にはウラジロは用いず、裏が白くないカワシダを飾り付けます。
お墓参りに来てもらった人には小餅を1個手渡します。
昔は鎌で切って渡していたそうですが、現在は袋入りの小餅に簡素化されています。

これを終えると、仏壇とお墓の餅は切って親戚に配る場合もあれば、ぜんざいなどを作って自宅で振る舞う場合もあります。こうして故人を偲んでいます。
K.N 愛媛県 男性・50代 無職

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