玄米ってやっぱりお米とは炊き方が違います。
難しいのかと考える人もいますが、実はとても簡単に美味しく炊けちゃうんです!
今回の記事は、玄米を美味しく炊くための方法をご紹介していきます。
一章:玄米の炊き方
まずは、研ぎます。
普通の白米のようにではなく、軽くかき混ぜてさっと軽く洗います。
これで十分玄米の汚れが落ちます。
2から3回繰り返してください。
とぎ汁は出ませんが、玄米の場合はとぎ汁が出ないので洗えてないかもと何度も洗わないよう注意です。
炊く量は、1合で茶碗2杯弱の量と考えてください。
次に水加減ですが白米の1.5倍がベストです。
炊飯器の水位線を使う場合は、普通のお米が「米1:水1.2」なので水位線まで水を入れた後に1/3カップの水を追加してください。
ここで一つ、ポイントがあります。
水を入れた玄米は一晩浸しておいてください。
玄米は種皮という皮に覆われているので、水を吸う時間が普通のお米より長くかかります。
雑菌が繁殖しないように冷蔵庫で浸漬しておくと良いです。
冷蔵庫に入れられな場合はラップをするだけでも十分菌の繁殖は防げますよ!
浸漬が終わったらいよいよ炊きます。
炊飯器のスイッチを入れわくわくしながら待ちましょう。
炊きあがったらすぐには蓋を開けずに10分ほど蒸らします。
蒸らすことで水蒸気が玄米に馴染み、粘りがでます。
10分経ったら玄米を潰さないようにしゃもじで窯の底から掘り起こすようにほぐします。
しゃもじで切るように混ぜると上手くいきます。
これを天地返しと言います。
こうすると、玄米の水分にムラができず、ふっくらとした食感になります。
二章:圧力鍋や土鍋で炊くには
炊飯器がなくても問題ありません。
土鍋や圧力鍋でも手間なく玄米を美味しく炊けます。
まずは、土鍋から紹介します。
その名もビックリ炊き。
秋田地方で江戸時代からあった方法です。
まず、一章と同じように水で玄米を軽く2,3回洗って用意します。
次に、水を玄米の1.5倍入れます。ここからが炊飯器と違います。
なんとすぐに炊けるのです。
ビックリ炊きの場合、浸漬の工程をせずにそのまま炊けるというメリットがあります。
今日すぐに食べたい人はこちらのほうがお勧めですね。
土鍋に蓋をして、強火で15分から20分火にかけます。
吹きこぼれるようでしたら火を弱めてください。
香ばしい匂いと共に弾ける様な音がしたら蓋を開け、冷たい水を入れます。
この時の水の量は火にかける前の玄米と同じ量の水を入れると良いです。
水を入れたら蓋をし、強火で2から3分熱し、弱火で15分火にかけでください。
その後、5分蒸らして完成です。
次に、圧力鍋での玄米の炊き方をご紹介します。
玄米を軽く2,3回洗い、圧力鍋に玄米と水を1:1.5の分量で入れます。
鍋は高圧にセットし、火は強火にしてください。
強火で火にかけてピンが上がったら、弱火にして20分間加熱します。
その後、火を止めて自然に圧力が下がるのを待ちます。
圧力が下がり切ったら蓋を開け、玄米を天地返しして完成です。
火を止めてすぐに蓋を開けると高圧高温の蒸気が噴き出します。
絶対に圧力のピンが下がるまで開けないでください。
場合によっては大火傷してしまいます。
第3章 玄米は栄養の宝庫!
健康食としても名高い玄米。
主にビタミン,ミネラル,食物繊維,を多く含んでおり、他にも人が健康でいるための成分の殆どを含んでいるのでいつもの食事を玄米主食にするだけでも体調面に絶大な効果があります。
具体的な効果として、生活習慣病の予防,高血圧の改善,貧血の改善,便秘の解消・予防,骨粗しょう症の予防などなどとても多くの効果があります。
これだけでもとても魅力的な食材なのですが、玄米の一番のメリットがフィチン酸と言い体内の有害を排出してくれる成分があることです。
このフィチン酸の解毒作用は様々な食品添加物や排ガスなどの有害な環境におかれている現代人にとても必要な成分と言えます。
玄米の種子を有害な物質から守る成分なので発芽する前の玄米に1番多く含まれています。
第4章 玄米の活用術
玄米は炊いて食べる以外にも良い活用方法があるのです。
それは、甘酒にすることです。
この方法は、3章で説明した通り素晴らしい健康食の玄米を更に体に良いものにできるのです。
作り方も簡単なので是非試してみてください!
まず、一晩浸漬した玄米と水3カップを炊飯器に入れ、お粥モードでお粥にします。
炊き終わり、粗熱が取れたら2カップの水を加え、米の粒が少し残るくらいにミキサーにかけてください。
その後、炊飯器に戻し米麹を混ぜ、蓋を開けたままふきんを被せ保温スイッチを押して10時間おいてください。
麹は生き物なので、蓋をすると発行に使う酸素が不足し、上手く発酵できません。
なので、ふきんなどの布で蓋をします。
10時間経ったら全体を混ぜ合わせ煮沸消毒した保存容器に移して冷蔵庫で保存します。
3日を目安に飲み切ってください。
味が濃い場合は、水またはお湯を加えて薄めて飲むと良いです。