何日もお通じがない、残便感があってスッキリしない…などの症状がある「便秘」。
特に女性に多いものですが、便秘になるとニキビなどの肌トラブルも起こりやすくなりますし、何よりもお腹が張ってしまったり腹痛が起きたりと、とにかく辛い症状ばかりが出てきてしまいます。
この記事では、そんなつらい便秘をスッキリと改善するにはどうしたらいいのかをまとめました。
1章:便秘には種類がある!
便秘を改善する前にまずしっかりと見極めないといけないのが、自分の便秘がどういうタイプの便秘であるか、ということです。
そもそも便秘には種類があるので、その症状に合わない対処法を行っても効果が現れません。
まず便秘の中で最も多いのは
「弛緩性便秘」。
筋力が低下したり消化器官の機能が低下して大腸のぜん動運動が弱くなってしまい、便を押し出す力が弱くなってしまうのです。
便が長期間大腸内にとどまるので、水分量が減って固くコロコロしてしまうのが特徴です。
一般的に、筋力が衰える高齢者や女性、妊婦などに多い便秘だと言えます。
痙攣性便秘
精神的ストレスなどが原因で起こる便秘です。
ストレスを受け続けることで自律神経に乱れが生じてしまい、その結果大腸がけいれんを起こしたようにひきつってしまい、便がうまく送れなくなってしまうのです。
大腸のぜん動運動が過剰になることで、便秘だけでなく下痢を起こすこともあります。
直腸性便秘
「直腸」という肛門の直前にある部分まで便が来ているのに便意が起こらない便秘を言います。
この原因は、便意を我慢する癖があったり、浣腸を使いすぎたりすることによります。
直腸性便秘の特徴として、残便感が続いたり、トイレで強くいきんでもなかなか便が出ない…などが挙げられます。
2章:種類に合わせた便秘対策を!
それでは、便秘の種類別にどのような対策をとったらいいのかをご紹介します。
弛緩性便秘の改善方法
3食をしっかりと食べること、そして食事内容も食物繊維を積極的に摂ったり、水分を多めに飲むと言うことが大事です。
適度な運動をしたり腹筋をするなどして筋肉を鍛えるということも効果的です。
痙攣性便秘の改善方法
何よりもストレスを溜めないように心がけることです。
趣味の時間を持つ、友人や家族とおしゃべりをする、好きな音楽を聴くなど、自分がリラックスできてストレスを発散できる方法を見つけましょう。
特にウォーキングやジョギング、水泳など運動を習慣にすると、ストレス解消にもなり体も鍛えられて便秘対策になるのでおすすめです。
直腸性便秘の改善方法
とにかく普段から便意を我慢する癖をつけないように気をつけたいものです。
また、トイレでは出来るだけ前傾姿勢を取る(考える人のポーズのように)と出やすくなります。
さらに、直腸性便秘の場合は大腸のぜん動運動には問題があるわけではないので、ぜん動運動を促進するタイプの下剤は効果がないばかりか、多様すると逆に体に悪影響ですので注意が必要です。
まとめ
つらい便秘をスッキリと改善するにはどうしたらいいのかをご紹介しました。
自分の便秘のタイプをしっかりと見極めて、適切な処置をとることで早期の改善につながりますよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。