人は、朝日を浴びると、脳が活性化します。
これは、朝日を浴びることで、脳にセロトニンと呼ばれる物質が分泌されるようになるからです。
セロトニンには、気持ちを落ち着かせたり、明るい気持ちにさせる効果があり、「幸せホルモン」と呼ばれています。
さらに、セロトニンには、心と体のバランスを整える役割も持っています。
セロトニンは、太陽の光を直接浴びることによって、分泌されます。
セロトニンは、約14時間から15時間後に、メラトニンという脳内ホルモンに変わります。
メラトニンは、睡眠ホルモンと呼ばれる物質で、眠気をもたらすホルモンです。
また、朝の光は、人間の体内時計を整えてくれる働きもあります。
ですので、不眠症に効果があります。
うつ病やうつ状態にも、このセロトニンは、効果を発揮します。
うつ病の人は、このセロトニンが不足していると言われているのですが、朝日を浴びて、セロトニンがたくさん分泌されるようになると、うつの症状が軽減される効果があるのです。
ただ朝日を浴びるだけでなく、散歩などの軽い運動によって、セロトニンの分泌は、なお一層促進されます。
更年期障害の症状には、いろいろなものがありますが、寝つきが悪くなったり、わけもなく、イライラしたり、気持ちが落ち込んだりといった精神的な症状が現れがちです。
そんな寝つきの悪さや、イライラ、気分の落ち込みを予防するために、朝日を浴びながらの散歩が効果を発揮するのです。
日光はビタミンDを促進させ、骨粗しょう症予防になる
1日15分、程度適度に日光を浴びながら、散歩することで、人は体内で、ビタミンDを作ることができます。
ビタミンDは、カルシウムの吸収を助ける成分なのです。
ですので、朝の散歩によって、人は骨が強くなり、骨量の減少を防ぐことができます。
つまり、朝日の光を浴びながら、散歩をすることによって、骨粗鬆症を予防する効果もあるのです。
更年期を迎えると 骨が脆くなり、骨粗鬆症になるリスクが高まりますので、朝の散歩をすることで、そのリスクを回避することができます。
朝の散歩の効果的な時間帯は
セロトニンは、14時間から15時間後に、脳内でメラトニンに変わりますから、散歩は、寝る時間から逆算して、15時間前、つまり、朝の7時から8時頃に行うのが良いです。
また、ビタミンDが生成されるためには、1日15分、日光を浴びれば良いので、朝の散歩は、午前7時~8時ぐらいの間に、15分~20分行うと効果的です。
まとめ
朝の散歩は、イライラや気分の落ち込み、不眠症、また、骨粗鬆症の予防などに効果があり、更年期障害の予防に役立ちます。
更年期を迎えた女性には、嬉しい効果がたくさんあるのです。
散歩は、1日、15分~20分行えば良いので、どなたでもお手軽にできるのも、大きなメリットです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。