青年海外協力隊に合格するために求められる英語力は中学卒業程度です。
英検3級もしくはTOEICRスコア330点が目安とされています。
もしも英検の合格証やTOEICRのスコア表で証明できれば、青年海外協力隊運営側が実施する語学試験問題は免除されます。
さて中学卒業程度の英語力と聞いて簡単そうと感じる人も多いかもしれません。
でも油断は禁物です。
学校を卒業して英語に触れていない時間が長いと、中学卒業レベルの英語と言えどけっこう忘れてしまっています。
英検とTOEICRとでは勉強法は全く異なります。
英検とTOEICRとに分け試験の特徴と英検3級TOEICR330を取るための勉強法についてご紹介します。
①英検とTOEICRの試験は何が違う?
青年海外協力隊に求められる英語力は英検3級もしくはTOEICR330です。
どちらもレベルは中学卒業程度です。
ところが実際に両方を受けてみるとあまりの違いに驚くはずです。
英検とTOEICRは試験内容がどのように違うのか知っておきましょう。
英検とは?
5級から1級までがあります。
受験する級の試験問題を受け、結果は合否判定で知らされます。
1次試験は3級の場合、筆記試験が50分間とリスニング試験が25分間です。
筆記試験はマーク形式がほとんどですが、簡単な英作文の問題も含まれます。
長文内容は日常生活や社会、文化、科学などから幅広く出題されます。
合格すると2次試験の面接に進みます。
TOEICRとは?
英検のように合否判定の試験ではありません。
TOEICR受験者は全員同じ試験問題を解きます。
TOEICRは時間との闘いです。
問題形式に慣れていないと最後まで解けずに終わってしまいます。
リスニングは100題を45分間で解きます。
リーディングは100題を75分間で解きます。
200題を約2時間で解くため、最後まで諦めずに問題に取り組む粘り強さも求められます。
スコアによってどのくらいの英語力があるのかを示すことができます。
試験内容はビジネスの現場をテーマにしたものが多いです。
海外の会社との電話やメールのやり取りなど。
そのためビジネス英単語がよく出題されます。
このように英検とTOEICRは試験内容や形式が全く違うため、効率的な勉強法も異なります。
それぞれに合った勉強法があるのでご紹介しますね。
②英検3級を取るための勉強法を伝授!
青年海外協力隊に求められる英検3級を確実に取るための勉強法をご紹介します。
まずはじめに必ず用意してほしい教材があります。
■英検3級用の英単語・熟語帳
■英検3級の過去問題集または予想問題集
この2つを強く勧める理由は英検は受験する級によって出題される英単語の層や内容がほぼ決まっているからです。
英検3級専用の問題集を使うのが最も効果的な勉強法です。
勉強の進め方はまず英単語・英熟語帳をあまり時間をかけずに読み進めてください。
一通り確認したらどのような英単語や熟語が3級試験に出るのか感覚をつかむことができます。
その後時間を計りながら過去問題集または予想問題を解きます。
時間配布の感覚をつかむために本番を想定しながら解きましょう。
問題を解き終えたら丸つけをします。
復習は丁寧に時間をかけて行うようにしましょう。
問題を覚えてしまうのではないかと思うくらいに何度も復習することで実力がついていきます。
過去問題集または予想問題集は最低でも6回分は解くようにしましょう。
③TOEICR330を確実に取る勉強法を伝授!
では次に青年海外協力隊に求められるTOEICR330を確実に取る勉強法を伝授します。
TOEICRは英検以上に癖の強い試験です。
TOEICRは全員が同じ試験問題を解きます。
満点は990でそのレベルは英検1級をも超えると言われています。
なのでTOEICRの問題の中には難問も数多く含まれています。
TOEICRで330を取るには全て問題を解く必要はなく、330のレベルの人が解ける問題に正解すれば良いのです。
レベル別にTOEICR攻略のための問題集や英単語・英熟語帳がたくさん出版されています。
TOEICR330を目指すのであればスコア400または初心者をターゲットとしている問題集を購入しましょう。
TOEICRに出てくる語彙はビジネスに偏っているため、英単語・熟語帳も400レベルまたは初心者向けの物を購入しましょう。
その他にTOEICR初心者向けの参考書などのノウハウ本を読み、TOEICRの問題傾向をしっかりとつかむようにしましょう。
その後本番を想定し時間を計りながら模擬問題に取り組みます。
④英検3級・TOEICR330目指す人におすすめの教材
英検・TOEICR対策の教材は書店やネットで購入することができます。
でも種類が多すぎて何を選べば良いのか分からないという人も多いと思います。
数ある中で特におすすめの教材をご紹介します。
7日間完成 英検3級 予想問題ドリル 旺文社
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大きめのノートサイズの問題集のため復習がしやすいです。
筆記試験7回分とリスニング試験2回分が収録されています。
英作文の対策もできます。
この1冊を何度も繰り返し学習することで青年海外協力隊に必要とされる英検3級に合格できる英語力が身に付きます。
はじめてのTOEIC L&Rテスト とれるとこだけ3週間 ジャパンタイムズ
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3週間でとれるとこだけをコンセプトにした参考書です。
TOEICR初心者でも400程度のスコアを取るための基礎知識をしっかり学ぶことができます。
解くべき問題と解かなくても良い問題の見極め方などテクニックも教えてくれます。
⑤まとめ
青年海外協力隊に求められる英語力(英検3級・TOEICR330)を取るための勉強法をご紹介しました。
レベルは同程度とされていますが内容はかなり違います。
どちらを受験するかで効率的な勉強法も変わってきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。